外部から組織に関わる時に心がけている事

おはようございます。
人と組織をやる気にして成果を出すを支援するファシリテーターの俵です。
今日は自分が外部から組織に関わるときに大切にしている事を書こうと思います。
昨日ある会社の経営戦略会議のファシリテートをして思った事があったのでそれを残して
おきたいと思ったので。
外部から企業の組織に関わると、よそ者として扱われていると感じる時があります。
そんな時に自分はあえてその感じたことを言葉にするようにしています。確かによそ者で
あることは間違いありませんが、今自分がどういうスタンスでその仕事に向き合っている
かという事については思っていることを伝えるようにしています。もちろんしっかりと受け
取ってもらえないこともありますが、自分の思っていることを伝えなければ、よそ者として
扱われうることに合意していることになると考えるからです。
外部から組織に関わるときに最も気を付けている事は、どこまでも一緒にやっていくという
事を自分自身にコミットする事だと思っています。
もちろん途中で契約を切られることもありますが、そういう時は自分に至らない点があった
からなので、どこがプロとしてよくなかったのかという事をしっかりと振り返って次に生かし
ていくようにしています。これは当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことを当たり
前にやるという事こそ大切だと思っています。
もう一つ自分が意識的に行っているのは、関わっている人たちがその会社をどうしたいと
思っているかという事をしつこく確認していきます。外部からこうすべきだということを
言ったところで、それがどれだけ論理的に正しかったとしても意味のない事だと思って
いるからです。
こういうセッションを続けていくと、自分たちがこういう会社や組織を目指したいと思って
いいんだという事を前向きにとらえるようになってくれるのです。これはとてもうれしい事
です。やらされているのではなく、自ら取り組んでいくというマインドセットができると当然
ですが、成果の質が変わってきます。対話を通じて成果を上げていくというのは、一見
すると遠回りな感じがしますが、一度周りはじめると変革がものすごいスピードでなされて
いきます。これからも組織の対話の場をたくさん作っていきたいと思っているし、組織で
対話をしていくという事が組織開発の有効な手段だという事が広がっていくために貢献
していきたいと思います。